学校近くの海岸で1日限りの水族館
〜潮だまりの生きものにふれ合う学習プログラム「なぎさ水族館」〜石垣島沿岸レジャー安全協議会
- 日時
- 2014年5月16日
- 対象
- 沖縄県石垣市立崎枝小中学校 1〜2年2名 中学生3名
- 実施
- 石垣島沿岸レジャー安全協議会
- 協力
- 地域広報サポート石垣島

学校近くの海岸で展示水槽をつくり観察
5月16日、石垣島沿岸レジャー安全協議会のメンバーが崎枝小中学校5名の子どもたちにフィールド学習を行いました。干潟の海の生きものを採集し、1日限りの水族館をつくる「なぎさの水族館」という学習プログラムです。5月の大潮時、この海岸はリーフエッジの近くまで海水が引くため、干潮後の潮だまりでは様々な生きものを簡単に見つけることができるのです。
最初に触ると危険な生きものや、ケガにつながる行為の説明をし、その後、子どもたちをグループに分けて干潟に向かい、ルリスズメダイやタコ、ヒトデ、貝やナマコ、海藻などを採取しました。
生きものがサンゴ礁でどう生活しているのか、考えながら作ろう
各グループでどんな水槽にしたいかを話し、捕まえた生きものを展示する水槽のレイアウトを決めていきます。サンゴ礁の海で生きものがどう生活しているかを考えることが大事なポイントになります。ある男子生徒はタコの生態にあわせ透明の瓶を入れた水槽を考え、先生や他の子どもたちとその様子を観察していました。
学校側で継続できるプログラムを
今回のプログラムは崎枝地小中学校との打ち合わせの中、先生より「学校側で継続できる海での学習を実施したい」との要望をいただいて提案したものです。子どもたちが暮らす学校近くの海。その豊かさを知るプログラムを体験した生徒や先生方から、「来年もぜひ続けたい」との声をいただきました。
実施した学習プログラム
潮だまりの生きものにふれ合い展示水槽を作る(なぎさの水族館)
サンゴの基礎知識を学ぶ(Yes or Noフリップクイズ)
実施:石垣島沿岸レジャー安全協議会
協力:地域広報サポート石垣島

手を添えて海水を入れると砂が舞い上がらずにごりにくい

サンゴ群体の回復が見られる学校近くの海岸

生きものを採取し展示水槽をつくり、観察する

タコの生態にあわせ瓶をいれた水槽