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活動レポート

2団体連携のサンゴとサンゴ礁学習プログラムを実施

〜中規模小学校での学習発表会へ向けた学習〜

 

日時
2014年9月29日、10月6日
対象
沖縄県石垣市立新川小学校 4年生 97名
実施
八重山漁業協同組合サンゴ養殖研究班
石垣島沿岸レジャー安全協議会
 

学習発表会へ向けたサンゴとサンゴ礁学習

石垣島の市街地にある新川小学校で4年生97名へサンゴとサンゴ礁学習プログラムを実施しました。「本物のサンゴを見て学び、自分たちとのつながりや自然と人間との共生について考え、学習発表会で劇を行いたい」という先生方の要望がありました。それに答える形の授業内容を2回に渡り、わくわくサンゴ石垣島プロジェクトの2団体が連携し行いました。


出前水槽を設置し、サンゴを生き物としてとらえる目や感覚を養う〝サンゴ実験学習〟

9月30日は八重山漁業協同組合サンゴ養殖研究班が各クラスごとに計3回の授業を実施。紫外線のライトをあてると生きているサンゴが光る実験に児童から驚きの声があがりました。拡大したサンゴのポリプをモニターで見た児童からは「卵!卵だよ!」、「タコの赤ちゃん!?」という声も。その後は、各グループに別れ、生きたサンゴを手に取りじっくり観察しました。この日、4割りの児童が生きたサンゴを見ることは初めての経験でした。


サンゴの生きる環境など基礎知識を学び、
水の循環、共生を知る4つのゲーム型プログラムを実施

10月6日は石垣島沿岸レジャー安全協議会のメンバーが3つの教室でそれぞれ異なるゲームを実施しました。プロジェクト初年度に開発した〝どーなる?コーラル サンゴ生き残りゲーム〟は、サンゴに適した環境を学ぶアクティブで児童に人気のあるプログラムです。他にもサンゴの産卵から成長、サンゴ礁に住む生きものとの関係性などを学ぶ〝パネルシアター〟や、自然と人間の生活のつながりが描かれたジグソーパズル、サイコロを使い移動しながら水の循環を学ぶ〝脅威の旅〟を実施しました。子どもたちは4つのゲーム型の学習に喜び、楽しみながら学びました。

そして、11月30日、新川小学校学習発表会で学習プログラムを受けた4年生97名によるサンゴをテーマにした構成劇が行われました。児童からの直筆の招待状には「教えてくれたことが伝わるように、私たちもがんばります」とあり、サンゴについて学んだことを堂々と発表する姿が見られ、大勢の来場者への理解にもつながりました。

実施した学習プログラム
◆ 2014年10月5日 
サンゴを生き物としてとらえる目や感覚を養う(サンゴ実験学習)
実施:八重山漁業協同組合サンゴ養殖研究班

◆2014年10月5日
サンゴになりきり環境を知る(どーなる?コーラル サンゴ生き残りゲーム)
サンゴの一生や役割を学ぶ(パネルシアター)
生物のつながりを知る(サンゴ礁ジグソーパズル)
水循環を学ぶ(脅威の旅/プロジェクトWET より)
実施:石垣島沿岸レジャー安全協議会

生きているサンゴのポリプをマイクロスコープで拡大

生きているサンゴのポリプをマイクロスコープで拡大

パネルを使いサンゴの産卵についての説明

パネルを使いサンゴの産卵についての説明

各自がサンゴになり、生き残りをかけたゲーム

各自がサンゴになり、生き残りをかけたゲーム

サイコロを使い移動しながら水の循環を学ぶゲーム

サイコロを使い移動しながら水の循環を学ぶゲーム

学習発表会でサンゴをテーマにした劇が行われた

学習発表会でサンゴをテーマにした劇が行われた

  • 八重山漁協サンゴ養殖研究班
  • 白保魚湧く海保全協議会
  • 石垣島沿岸レジャー安全協議会
  • 沖縄エコツーリズム推進協議会
  • 地域広報サポート石垣島
  • 【協力】
  • 石西礁湖自然再生協議会
  • 環境省石垣自然保護官事務所
  • 石垣市教育委員会
  • 八重山漁業協同組合
  • WWFサンゴ礁保護研究センター
  • 石垣市観光交流協会
  • 石垣市商工会
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