あんなだったよ~ 昔の風景復元プロジェクト
自然とのつながりが深かった、ひと昔前の風景を次世代へ
石垣島沿岸レジャー安全協議会
- 日時
- 2012年5月〜2015年3月
- 実施
- 石垣島沿岸レジャー安全協議会
- 制作協力
- 地域広報サポート石垣島
- 展示
- 石垣港離島ターミナルとぅもーるネットセンター、赤土deふぇすた、みなとまつり、石垣島まつり(石垣市)/海辺の環境教育フォーラム(那覇市)/日本サンゴ礁学会(恩納村)/沖縄めんそーれフェスタ(東京池袋)

ひと昔前の石垣島 聞き取り調査とイラスト化
自然とのつながりが深かったひと昔前の石垣島の風景を残し共有することで、多くの方に「大切なものを感じ取ってもらいたい」、そんな思いから、昔の風景復元プロジェクトはスタートしました。2012年5月より5つの地域で、石垣島沿岸レジャー安全協議会のメンバーが様々な年代の方に、ひと昔前の海にまつわる自然と生活の様子をお話を伺いました。
昭和30年〜50年代の海での遊びや漁の話、浜下りと呼ばれる行事や家族、豊かな自然の様子など、各地域の方が子ども時代に体験したエピソードは面白く、また、遊びを通じて知恵を得る様子はとても興味深いものでした。 写真には残っていない、その生活と風景を詳しく聞き、イラストにし文章を添えて、未来に伝える、聞き書きならぬ“聞き描き”です。
大切なものを感じ取ってもらいたい
子どもたちの心に残る環境教育としての“聞き描き”
この“聞き描き“の手法は環境教育学習としても取り入れています。野底小学校では地域に暮す松村さんに70年前のマングローブの姿や暮らしぶりをお話いただき、子どもたちが今と昔の違いを絵描くプログラムを実施しました。話を聞くだけよりも飽きず集中する子どもたちの姿が伺えました。
新聞で連載
2014年9月からは八重山毎日新聞で8回にわたり連載いただきました。新聞をご覧いただいた方より「ほんとにあんなだったんですよ~。とっても懐かしいです。そちらは内地の方ですよね。ほんとに絵も文章もまるで見たことがあるみたいですばらしいです!」と、嬉しいお電話をいただきました。
スクリーン展示と冊子の無料配布
島外の多くの人にも伝えられるよう、高さ2mのスクリーン8枚を制作し、2013年度より島内外のイベントで展示を行いました。現在、石垣港離島ターミナル内とぅもーるネットセンターにて常設展示しています。また、新聞連載が好評だったことから、冊子にし配布を行っています。多くの家庭で楽しんでいただけるよう、市内の小学校を通して子どもたちに配布する予定です。
冊子は環境省国際サンゴ礁研究モニタリングセンター、WWFしらほサンゴ村などに置いてありますのでご自由にお持ちください。
イベント等でのスクリーン貸出し、冊子の郵送を希望される方はこちらよりご連絡ください。

5つの地域の方にお話を伺い昔の風景をイラストにした

環境教育としての聞き描き 2013年3月

児童の描いた昔の風景 2013年3月

八重山毎日新聞での連載 2014年9月〜12月

石垣港 スクリーン常設展示 2014年3月〜

冊子を1万冊制作 2015年3月